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プロペシアとは(成分、効果、副作用)

生え際が薄くなってきている男性

AGA治療薬のプロペシアは、1990年代の前半にアメリカで開発されたfinasterideという成分の1mg錠で、世界60ヵ国以上で使用されています。
ちなみに、finasterideはアメリカ大陸に自生しているノコギリヤシという天然ハーブをモデルとしており、悪玉男性ホルモンDHTの生産に関与しているII型5α-reductaseという還元酵素の活性を阻害します。
これにより、DHTの生産量が減少するので、この物質由来の諸症状が改善されるという結果に繋がります。

なお、ノコギリヤシがフランスやドイツなどのヨーロッパで前立腺肥大の治療に使用されているように、プロペシアの主成分finasterideも当初はこの症状の改善を目的に5mg錠として提供されていました。
その後、身体への負担を軽くするために1mg錠で研究を進めていたところAGAに対しての効果が判明したために、1997年にこちらを適応症としてFDAに認可されることになります。

そして、2005年には1年間の臨床試験を経て厚生労働省から承認されることになり、同年の12月には国内でも販売が開始されます。
これ以降、医療機関によるAGA治療が本格的にスタートすることになり、これまでに推定で約300万人が受診していると言われています。

ちなみに、プロペシアを承認する際に1年間かけて実施した臨床試験では、被験者の58パーセントに軽度改善以上、98パーセントに不変以上の効果が確認されています。
つまり、かなりの高確率でAGAの進行を止められるということになります。

一方、被験者の2.9パーセントの割合で勃起機能不全や精液量の減少、射精障害などの性機能に関する副作用が出現しています。
ただし、これらの副作用の発症頻度はプラセボ群との間で優位な差を認めることは出来ませんでした。

このために、これらに関してはそれほど心配しなくても大丈夫ですが、プロペシアが生産を抑制するDHTは男性性器の発育に関与しているので、未成熟な段階で使用すると成長不良になる危険があります。
これにより、胎児が男性だった時には顕著な悪影響が及ぶので妊娠又は妊娠の可能性がある女性は服用を禁止されています。

プロペシアを10年使った場合の費用対効果予想

プロペシアは、飲む育毛剤などと呼ばれていますが髪の毛に対しての直接的な作用はありません。
あくまでもII型5α-reductaseの活性を阻害することにより、DHTの生産を抑制することが目的です。
このために、プロペシアの服用を中止した場合は再びDHTの生産量がもとに戻ってしまうので、脱毛症は進行することになります。
つまり、薄毛を受け入れられるようになるまでは使い続けなくてはならないということです。

また、プロペシアが適応症としているAGAは、最終的には生え際から頭頂部にかけての髪の毛が全てなくなるまで進行するのですが、身体的な健康に悪影響を及ぼすことはありません。
このために、この症状の治療は美容目的と認識されるので、健康保険が適用されない自由診療に分類されています。
つまり、プロペシアの費用は全額実費ということになります。

ちなみに、プロペシアの値段はクリニックにより違いがありますが、1か月分6000円~8000円程度が大体の相場と言われています。
このために、1年間にかかる費用は7万円~10万円程度で、10年間使った場合は70万円~100万円もかかってしまうということになります。

このようにAGA治療にはかなりの費用が必要となるのですが、だからといって節約するのも簡単ではありません。
例えば、40代になればそれほど外見を気にしなくなるということから20代は我慢して30歳から10年間だけ使用するという方法は、20歳から20年使用するよりもかなり費用を節約できるのですが、残念ながらあまりおすすめすることは出来ません。

何故なら、AGAは皮脂の分泌量を過剰化するので、発症してから時間が経過すると毛根の機能を喪失してしまうからです。
そのタイムリミットは5年~10年と言われており、20代の10年間を放置した場合は取り返しがつかないような状態にまで進行する危険があります。
後になってから使った方が良かったと思っても手遅れであり、現在のところは薄毛を何とかしたいのであれば費用対効果を考慮するよりも少しでも早くプロペシアを服用するのが適当です。

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